【全12社比較】節電ポイントとは?やり方と電気料金がお得になる仕組みを解説!

電力不足を乗り切る節電ポイント

6月28日に政府が発表した『節電ポイント』はご存じですか?

近年、電力需給の逼迫(ひっぱく)による電力不足が懸念されており、さまざまな対策案が検討されています。

今回の記事では、その一つとして政府が検討している「節電ポイント」に関して解説していきます。

賢くお得に節電するためにも、ぜひ参考にしてみて下さい。

節電ポイントとは?

節電ポイントとは?

まずは節電ポイントの基礎知識に関してご説明していきます。

節電ポイントの仕組み

節電ポイントとは、電力会社の節電要請に応じて節電することでポイントが付与されるシステムのことです。

これまでもいくつかの電力会社では、節電によるポイントの付与を行っていました。

しかし、今年度の電力不足への対策として、各電力会社の節電プログラムに参加した家庭に対して、国から一律2,000円相当のポイントを付与することが決定しました。

節電ポイントの詳細
対象 各電力会社の節電プログラムに参加している家庭
時期 8月中を目途にスタート
ポイント額 2,000円相当(追加の可能性あり)

ちなみにポイントにかかる費用は国費で負担する仕組みとなっています。

ポイントの付与は2,000円分となっていますが、さらにもう1段階節約すればポイントの追加があるとも言われていますが、詳細は発表されていません。

節電ポイントは契約中の電力会社から付与される

「節電ポイント」は現在ご自身が契約している電力会社から付与されます。

電力会社によって基準が変わりますが、特定の電気使用量を節約すると、それに応じて電力会社から「節電ポイント」が付与されます。

付与されたポイントは電力会社独自のポイントやAmazonギフト券などに交換され私たちのもとに届きます。

電力会社が付与するポイントに政府が上乗せをする

各電力会社が節電量に応じてポイントを付与しますが、そこへさらに政府がポイントを上乗せするのが今回の「節電ポイント」の制度です。

ポイントは電力会社と政府から付与されますが、電力会社を通して政府のポイントは付与されます。

そのため私たちは「節電すると電力会社からポイントがもらえる」と認識しても問題ありません。

政府から付与されるポイントは「2,000円分」と発表されましたが、さらに上乗せされる可能性があります。

すでに100万世帯が節電ポイントへ参加

各電力会社が提供する節電ポイントの参加者は7月末で100万世帯を超えました。

ソフトバンクのSBパワーは以前から節電ポイントの導入を進めており、全契約者の4分の1にあたる約50万世帯が参加しています。

しかし、100万世帯を超えたと言っても、日本の総世帯は5340万世帯のため全体の約2%程度

大手電力会社はもちろん、新電力の節電に対する取り組みも重要になってきます。

節電ポイントの貰い方

節電ポイントを貰うためには、各電力会社が実施している「節電プログラム」への参加が必要です。

電力会社によって「チャレンジ」「キャンペーン」「プロジェクト」など名称は様々です。

また、エントリー方法や期間、付与ポイントも異なるため、ご自身が契約中の電力会社の節電プログラムを確認してみましょう。

検索する際は「東京電力 節電ポイント」の様に、現在契約中の電力会社名と節電ポイントで検索するのがおすすめです。

節電ポイントが貰える電力会社はここ!(随時更新)

節電ポイントが貰える電力会社

節電ポイントが貰える電力会社は現在徐々に増えてきています。

以下に概要をまとているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

節電プログラム一覧
エネワンでんき 楽しく、エコ活しよう!
SBでんき 節電チャレンジ
東急でんき 楽しく、エコ活しよう!
北海道電力 ほくでん夏の節電キャンペーン
東北電力 夏の省エネチャレンジキャンペーン
東京電力 夏の節電チャレンジ2022
中部電力 NACHARGE
北陸電力 みんなde節電チャレンジキャンペーン2022夏
関西電力 夏の節電プロジェクト2022
中国電力 夏の節電チャレンジキャンペーン
四国電力 おうちの節電チャレンジキャンペーン
九州電力 おトクに・楽しく節電キャンペーン2022

エネワンでんき

エネワンでんき 節電ポイント出典:エネワンでんき公式サイト

楽しく、エコ活しよう!

■参加方法
1. 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に在住の方
2. 専用アプリyOURから参加申込み

■ポイント獲得条件
アプリから通知された内容に協力すると、PayPayポイント獲得できる

ソフトバンクでんき

おうちでんき節電ポイント出典:ソフトバンクでんき公式サイト

節電チャレンジ

■参加方法
専用スマホアプリ「エコ電気アプリ」から参加する

■ポイント獲得条件
節電チャレンジを達成するとPayPayポイントを獲得できる

東急でんき

東急 節電ポイント出典:東急でんき公式サイト

楽しく、エコ活しよう!

■参加方法
1. 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に在住の方
2. 専用アプリyOURから参加申込み

■ポイント獲得条件
アプリから通知された内容に協力すると、PayPayポイント獲得できる

北海道電力

ほくでん 節電ポイント出典:北海道電力公式サイト

ほくでん夏の節電キャンペーン

■参加方法
「キャンペーンサイト」からエントリーを行う

■エントリー期間
QUOカード5,000円分贈呈:2022年7月4日~8月31日
ポイント贈呈:2022年7月4日~8月31日

■ポイント獲得条件
1.抽選で100名にQUOカード5,000円分
2.節電量に応じてポイント付与の2つの特典が受け取れる

東北電力

東北電力 節電ポイント出典:東北電力公式サイト

夏の省エネチャレンジキャンペーン

■参加方法
「よりそうeネット」へログインしエントリーを行う

■エントリー期間
2022年6月1日~10月31日

■ポイント獲得条件
7、8、9月電気使用量が前年度比-5%達成すると、抽選で20,000名に最大30,000ポイントが当たる

東京電力

東京電力節電ポイント出典:東京電力公式サイト

夏の節電チャレンジ2022

■参加方法
「くらしTEPCO web」からエントリーを行う

■エントリー期間
2022年7月21日~8月20日:2022年9月1日から参加可能

■ポイント獲得条件
節電できた電気使用量1kWhにつき5節電ポイントが貰える

中部電力

中部電力 節電ポイント出典:中部電力公式サイト

NACHARGE

■参加方法
「NACHARGE」からエントリーを行う

■エントリー期間
2022年7月1日~8月31日

■ポイント獲得条件
7月、8月に節電できた電気使用量1kWhにつき10カテエネポイントを受け取れる

北陸電力

北陸電力 節電ポイント出典:北陸電力公式サイト

みんなde節電チャレンジキャンペーン 2022夏

■参加方法
「ほくリンク」からエントリーを行う

■エントリー期間
~2022年7月15日:8月、9月分に参加可能
~2022年8月15日:9月分に参加可能

■ポイント獲得条件
節電条件を満たすと最大3,000ポイントが貰える
節電ランキングで上位20人に入ると3,000ポイントが贈呈

関西電力

関西電力 節電ポイント出典:関西電力公式サイト

夏の節電プロジェクト2022

■参加方法
「はぴeみる電」からエントリーを行う

■エントリー期間
2022年7月1日~9月30日

■ポイント獲得条件
指定の日時に節電を行うことで節電量に応じた節電ポイントが貰える

中国電力

中国電力 節電ポイント出典:中国電力公式サイト

夏の節電チャレンジキャンペーン

■参加方法
「ずっとぐっど。クラブ」からエントリーを行う

■エントリー期間
2022年7月1日~8月31日

■ポイント獲得条件
8月、9月の電気使用量が前年度比‐3%以上で対象
抽選で11,110名に最大30,000ポイントが贈呈される

四国電力

四国電力 節電ポイント出典:四国電力公式サイト

おうちの節電チャレンジキャンペーン

■参加方法
「よんでんコンシェルジュ」からエントリーを行う

■エントリー期間
2022年7月11日~8月10日:9月分に参加可能

■ポイント獲得条件
8月、9月の電気使用量が前年度比‐3%以上で対象
抽選で10,000名に最大30,000ポイントが贈呈される

九州電力

九州電力 節電ポイント出典:九州電力公式サイト

おトクに・楽しく節電キャンペーン2022

■参加方法
「キレイライフプラス」にログインした上で「九電ecooアプリ」をダウンロードし会員登録を行う

■エントリー期間
2022年7月~9月

■ポイント獲得条件
アプリで通知される宣伝要請に協力すると、節電量に応じてポイントが付与される
ポイントは100ポイント貯まるとPayPayギフトカードに自動交換される

節電ポイントの使い方はこれ!

節電に協力することで貯まる「節電ポイント」は各電力会社の独自ポイントとして付与されます。

各社の独自ポイントは以下の様に各種ポイントへ交換が可能です。

北海道電力ほくリンクポイント(エネモポイント)
Pontaポイント、SAIJOポイント、楽天ポイント、dポイント等と交換可能
東北電力(よりそうeポイント)
Amazonギフト券、EdyギフトID、nanacoギフト、Pontaポイント等と交換可能
東京電力(くらしTEPCOポイント)
Tポイント、Pontaポイント、WAONポイント、nanacoポイント等と交換可能
中部電力(カテエネポイント)
Tポイント、Pontaポイント、WAONポイント、nanacoポイント等と交換可能
北陸電力(ほくリンクポイント)
Pontaポイント、dポイント、マルエー商品券等と交換可能
関西電力(はぴeポイント)
Pontaポイント、Tポイント、楽天ポイント、WAONポイント等と交換可能
中国電力(エネルギアポイント)
Pontaポイント、WAONポイント、エムアイポイント等と交換可能
四国電力(よんでんポイント)
Tポイント、ANAマイル、JALマイル、dポイント等と交換可能
九州電力(PayPayギフト)
PayPay加盟各店での支払いが可能

令和5年(2023年)は電力不足になるのか!?

全国的に電力不足になる

経済産業省は2022年11月24日に「2023年度の電力需給の見通し」を発表しました。

その発表によると、2023年度の夏と冬は全国的に電力不足になる可能性があるとのこと。

電力供給の指標である予備率は以下のようになっています。

2023年度の電力予備率
2022年7月 2023年1月 2023年2月
北海道 21.4% 6.0% 6.1%
東北 3.1% 3.2% 3.4%
東京 ▲1.7% ▲1.5%
中部 2.2% 2.5%
北陸 5.0%
関西
中国
四国
九州
沖縄 31.6% 42.0% 43.6%

(参照元:2023年度の電力需給見通しと対策について)

今年の夏は、東北・東京・中部の3つのエリアで、最低限必要とされる3%ぎりぎりです。

冬はさらに厳しく、現時点の見通しでは東京電力エリアは予備率がマイナスになっています。

関西や九州など西日本の6エリアでも3%を下回る予測で、全国的に電力不足が予想されています。

「予備率」に関しては後ほど詳しく解説していくので、そちらをご覧ください。

電力不足の理由とは?

電力不足の理由

電力不足の直接的な要因は3月に発生した福島県沖地震の影響です。

東北電力など、複数の大型火力発電所が長期停止状態にあり、発電量が減少しているのです。

さらに、5月に再稼働予定だった関西電力の高浜原発3号機でトラブルが発生し、再稼働が延期になったことも発電量の減少に影響しています。

一方、近年停滞していた経済活動が徐々に再開する流れになっており、電力需要が急増していることも理由の一つとして考えられます。

再エネ増加で火力発電所が減少

再エネ(再生可能エネルギー)の発電比率は年々増加しており、2021年は全体の22.4%になりました。

電源 2015年 2017年 2019年 2021年
再エネ 13.8% 16.4% 18.5% 22.4%
火力 85.7% 80.8% 75.0% 71.7%
原子力 0.4% 2.8% 6.5% 5.9%

(参照元:環境NPO法人 環境エネルギー政策研究所「2021年の自然エネルギー電力の割合(暦年・速報)」)

しかし、その再エネ増加が電力不足の要因に繋がっていることはご存じですか?

再エネの増加と、世界的な脱炭素の流れを受け、ここ数年火力発電所が徐々に廃止されています。

使用しない火力発電所の維持にもコストがかかるため、徐々に廃止する発電所が増えているのです。

2022年には大型原発4基分に相当する火力発電所の廃止が発表されました。

こうした火力発電所は、悪天候で太陽光などの再エネが発電しない場合や、緊急的な電力不足を補う役目を担っていました。

しかし相次ぐ火力発電所の廃止が電力不足の要因にもなっているのです。

どんな対策が打てる?

電力不足に対して一番即効性がある対策は『節電』です。

電力供給量には上限があり、突然それを大幅に増やすことはできません。

そのために政府は猛暑や厳冬を考慮し、企業や家庭に節電の協力を呼び掛けています。

その施策の一つが節電に応じてポイントが付与される「節電ポイント」なのです。

それでは家庭で出来る節電とはどのようなものがあるのでしょうか?

家庭でできる節電方法7選

電気代を節約する方法

今後政府は電力不足解消のために、節電ポイントの付与を検討しています。

電気代を節約しながらポイントも獲得できる、「節電ポイント」は非常にお得な制度。

よりお得にするためにも家庭でも簡単にできる節電方法を確認しておきましょう。

    ■家庭でできる節電する方法7選!

  • エアコンの使い方で節電
  • 洗濯機の使い方で節電
  • 冷蔵庫の使い方で節電
  • テレビの使い方で節電
  • トイレの使い方で節電
  • 照明機器の使い方で節電
  • 省エネ性能の高い家電に買い替える

上記に関して詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみて下さい。

1.エアコンの使い方で節電

エアコンの使い方で節電

エアコンは家電の中でも消費電力が大きく、使い方を工夫することで大きな節電効果があります。

エアコンの節電ポイントは以下の通りです。

エアコンの設定温度を見直す

エアコンは設定温度と外気温の差が大きくなれば消費電力も大きくなってしまいます。

そのため設定温度が高すぎたり、低すぎたりすると電気代が高くなる原因に。

環境省よると、夏場は28℃、冬場は20℃の室温が最適とされています。

もちろん人によって暑さ寒さの感じ方は違うため、一つの目安に考えておきましょう。

サーキュレーターを活用する

サーキュレーターや扇風機、空気清浄機などを活用することもおすすめです。

室内の空気を撹拌することで、エアコンの設定温度を上げ過ぎたり下げ過ぎたりすることを避けることができ、節電に繋がります。

除湿モードに設定する

エアコンの除湿には「弱冷房除湿」「再熱除湿」の2種類があります。

「弱冷房除湿」の場合、冷房よりも電気代を節約して部屋を冷やすことができるのでおすすめです。

ご自宅のエアコンの型式から、どちらのタイプかを検索し「弱冷房除湿」だった場合は、ぜひ活用していきましょう。

\電気代の安い順番!/

1:弱冷房除湿 2:冷房 3:再熱除湿

上記の通り、「再熱除湿」だった場合は冷房より電気代が高くなってしまうので注意が必要です。

フィルター清掃をこまめにする

エアコンだけでなく家電製品全般に言えますが、フィルターの定期清掃は非常に重要です。

エアコンのフィルターは思っているよりもすぐに目詰まりしてしまいます。

月に1.2回清掃するだけで、年間900円程度電気代が節約できるため、フィルター清掃はこまめに行いましょう。

遮熱効果のあるカーテンを使用する

現在通常のカーテンを使っている方は、遮熱カーテンに変更するだけでも節電効果があります。

遮熱カーテンに変更することで、外の暑さ寒さの影響を室温が受けにくくなり、エアコンの消費電力を下げることができるからです。

またカーテンではなく窓に貼る遮熱シートもあるため、WEBサイトやホームセンターで一度チェックしてみましょう。

2.洗濯機の使い方で節電

洗濯機の使い方で節電

続いては洗濯機の節電ポイントに関して確認していきましょう。

洗濯機は正しい使い方をすることで節電に繋げることができます。

洗濯物を入れる順番を考える

洗濯機はタオルなど水を吸ったときに重くなるものを下にする方が消費電力を下げることができます。

些細なことですが、バスタオルや厚手の服などは下にして、下着など軽いものを上に入れるようにしましょう。

この一手間で電気代を節約することができます。

まとめ洗いをする

洗濯機はなるべくまとめ洗いをすることで使用回数を減らし消費電力を抑えることができます。

毎日の選択量が少ないという方は、休日や晴れた日にまとめて洗うなどがおすすめ。

また、洗濯機を使わない時はコンセントを抜いておくことで、待機電力を減らすこともできます。

洗濯物を詰め込みすぎない

まとめ洗いをおすすめしましたが、洗濯物の詰め込み過ぎには注意です。

洗濯物を詰め込み過ぎると洗濯機への負担が増え消費電力が多くなります。

洗濯機の最大容量の80%がベストの容量となっており、50%の時よりも電気代が節約できます。

洗濯物を詰め込み過ぎないようにしながら、なるべくまとめ洗いをすることで節電していきましょう。

3.冷蔵庫の使い方で節電

冷蔵庫の使い方で節電

大きさや年式によっても消費電力が大きく変わる冷蔵庫は、以下のポイントを意識して使用していきましょう。

ドアの開閉を最小限にする

ドアの開け閉めが多いと、中の冷気が逃げて電気代を余分に消費してしまいます。

そのため、食品の出し入れはなるべく効率よく行い、よく使う食品は手前に置くなど工夫をしてみましょう。

食品を詰め込み過ぎないようにする

食品の詰め込み過ぎは、冷蔵庫内の冷気の循環を妨げてしまいます。

そうすると、庫内が均一に冷却されず余分な電力消費に繋がってしまう結果に。

理想は奥の壁が見えている程度なので、あまり詰め込み過ぎずバランスよく保存しましょう。

熱いものは冷ましてから入れる

熱いものをそのまま冷蔵庫に入れることは避けるのもポイントの一つです。

冷まさずに入れてしまうと庫内の温度が上昇してしまい余分な電力消費に繋がってしまいます。

また、周囲の食品にも悪影響を与える恐れがあるため注意が必要です。

4.テレビの使い方で節電

テレビの使い方で節電

テレビはちょっとした工夫を行えば電気代を節約することができます。

使わないときは主電源を切る

見ていないテレビはこまめに消すのは当然ですが、長時間使用しない場合は主電源を切ることもおすすめです。

微量ですが待機電力の節約をすることができます。

旅行や出張など長期間留守にする場合は電源プラグをコンセントから抜いておきましょう。

画面の明るさを調整する

画面を明るくすれば当然消費電力も多くなります。

見づらくない程度に明るさを調整することで節電することができます。

部屋の明るさに合わせ、適切な明るさに調整してみましょう。

5.トイレの使い方で節電

トイレの使い方で節電

暖房便座トイレを使っている方は以下の二つのポイントで節電することができます。

便座の温度設定を変える

ほとんどの暖房便座トイレには便座の「温度設定機能」が搭載されています。

その温度設定を変えることで、消費電力を抑え節電に繋げることができます。

夏と冬で設定温度を変えることで無駄な電気を節約しましょう。

トイレの蓋は閉めるようにする

トイレの蓋は閉めるようにすれば節電効果が期待できます。

暖房便座の保温性が高まることで、消費電力を抑えることができるためです。

些細なことですが、トイレの蓋は毎回閉めるように心がけましょう。

6.照明機器の使い方で節電

照明機器の使い方で節電

毎日長時間使用する照明機器もちょっとした一手間で電気代の節約に繋がります。

日中は照明を消す

ほぼすべての家庭に設置されている照明ですが、明るい日中は消灯しておくことで節電することができます。

また、使わない時はこまめに消すように心がけるだけでも節電に繋がります。

LED照明に替える

自宅の照明が白熱電球の方は、LED照明に替えるだけで年間数千円の節約に繋がる可能性があります。

また、寿命もLEDの方が非常に長くなるため全体的な節約に繋がるでしょう。

7.省エネ性能の高い家電に買い替える

先ほどもお伝えしましたが、家電製品の省エネ性能は年々向上しています。

エアコンや冷蔵庫など多くの電力を消費する家電でも、最新機種であれば省エネタイプが発売されています。

使い方の工夫も大事ですが、省エネ性能の高い機種に買い替えることで大きな節約に繋げることができるでしょう。

電気の予備率って何?

電力の予備率ってなに?

電気はその特性上、大量に貯めておくことが難しく、発電と消費が同時に行われます。

そのため、猛暑や厳冬のピーク時を予想した電力需要や、発電所のトラブルなどに備え、発電できる最大量は想定よりも余裕を持たせる必要があります。

その余裕がどのくらいあるかを表す指標を「予備率」と言い、電力供給の目安になっています。

その予備率は、安定した電力供給を行うために8~10%が必要とされており、最低でも3%ないと停電などの可能性が高まってしまいます。

昨年2022年度は3%を切っている?

先ほどもお伝えしまいたが、昨年の2022年度は予備率が3%ギリギリだったり、東京ではマイナスになることが予想されています。

そうなった場合、大規模停電などの可能性があるため、各家庭での節電が呼びかけられているのです。

家庭で出来る節電方法を行い、上手に節電していきましょう。

~この記事のまとめ~

2022年は夏と冬に電力不足の可能性がある。福島沖地震の影響や、老朽化した火力発電所の廃止が要因だが、電力消費が今年に入り増加していることも影響している。政府は節電を呼び掛けるために節電ポイントの上乗せを検討中。上手に節電してお得にポイントを貯めよう。

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