「私に注意されて悔しいと思ってる間は、成長しないからね。
仕事ができない自分が悔しいと思えたら、売れるわよ」
著者は、水商売のコンサルタントであり、
本書はホステス教育のマニュアルや水商売経営のガイドブックとしても使えるような内容になっています。
モテたいと思っている女性全般にもオススメでき、
特に「コミュニケーションが苦手」という方にとっては、
その悩みを解決してくれる、高い完成度を誇る一冊です。
本書において注目するべきはその「会話」についての考察やノウハウであり、
波の営業セミナーとは比べ物にならない程の知見に溢れています。
どんな事業でもビジネスの基本は
「人と人との繋がり」≒「会話」
であり、販売・営業・教育など、
全ての過程で「会話」は重要な要素です。
本の一部ですが、Y.W.C.の営業として勉強になった点をいくつか紹介します。
水商売とは、アルコールを売り、
店員との会話を楽しむ店。
客の肉体的欲求を満たす性風俗店や、
客同士が会話を楽しむ居酒屋は水商売ではない。
水商売に該当する、バー、キャバレー、ナイトクラブなどの店は
全国に18万店。コンビニの5倍の店舗数
水商売は昔からワントゥーワンマーケティング。
客と一対一の関係を継続する「個別対応」が特徴。
店の大半は1~3人で営業しているが、
小さくてもつぶれないのはこれが理由
ホステスの月収は20万円~40万円。
高給と言えば高給だが、
衣装代、タクシー代、電話代もかかる。
また、パートタイマーであり、
失業保険も退職金もない
水商売は夢の時間を売る店。
客はそこで、できの良い部下や家族や恋人を
一時的に買っているにすぎない。
客は、「居場所を求め、自分の存在を確認するために飲みに行く」。
自分の話を聞いてくれて、誉めて同情してくれる店、
好感を抱いてコミュニケーションをとってくれる店に
魔法をかけてもらいに行く
「1.存在感があり、輝いていること」
「2.会話上手であること」
「3.売れるための心構えが理解できていること」
が売れっ娘になる必要条件。
つまり、
「輝きで人を引き付け」
「会話で人の心に潜り込み」
「正しい心構えで仕事をすれば」
売れるということ
人を引き付ける力が、オーラの正体。
「仕事にやりがいがある」
「目標達成の信念がある」
「愛情に満たされている」
「何かを成し遂げた自信がある」
「私を見てーっと思っている」
人がオーラの強い人
輝きが強い人に勝つには、
「自分からお客の心に潜り込んで、
またあの娘に会いたいと思ってもらう」こと。
これぞ、最も早く結果が出せる方法であり、弱者が強者に勝つ方法
照れてできる仕事などない。
無理にはじけようとすると見苦しくなる。
自分が心から楽しんでなければ、
人を楽しませることはできない。
お笑いタレントから真似る点は、
「切り口」と「間」。
切り口とは、どういうふうに物事を見て、
どう切り込んで話を作っていくのかということ。
間とは、「オチ」にいくまでの話のテンポと「オチ」の直前の間のこと
相手の話に突っ込めそうなところがあると、
「小さな突っ込み」→(小さな笑い)→(気を緩める)
→「アップテンポで話を進める」→「急に止まる間」
→(ドキドキ感)→「大きなオチ」→(大きな笑い)
テンションが上がっているときほど、オチの前に長いタメをつくると、
オチの内容がさほど面白くなくても笑いは取れる
面白い話は、
「フリ」「オチ」「フォロー」
の3つで成り立っている。
フリで話を盛り上げ、オチがあり、
周りの人が感想を言ったり(突っ込みも含む)、笑ったりして成り立つ
「使えるセリフ」は日常にあふれている。
探してみて、たくさん貯めて、ここだ!というときに使う
雑学はテレビ番組で集めると、みんな一斉に知っているので、
期間を置かないと発表できない。
雑学本を読めば、得意ジャンルができ、
広いジャンルにも対応できる。
ジャンルの引き出しが増え、新鮮な会話ができるようになる
ホスピタリティーとは、
『私が楽しい』=『うれしい』ではなく、
『お客が喜んでいる』=『うれしい』という気持ちのこと。
これがサービス業の極論
スピーカー(話し手)になるかリスナー(聞き手)になるかが会話。
リスナーには受容と共感が大事。
「受容」は相手の話を否定せず、受け入れること、
受け入れたら、相手の気持ちを想像し、同じ気持ちになって「共感」する
リスナーの役割は、スピーカーの話の内容をよくすること。よくするには、
1.整理する
2.流れをよくする
3.たくさん引き出す
良いリスナーの表現ポイント
1.必要な表現技術
タイミングの良い相づち「うん、うん」
軽い驚き「え!」
共感「わかる、わかる!」
タイミングの良い笑い声「アハハハ」
2.目からのメッセージ
相手の目をじっと見続けるのはムリなので、
額から口の間のどこかに視線を移動する。
慣れないうちは、眉間を見ればOK。
相手が照れ屋の場合、鼻のテッペンを見ると、目が合わないので安心してくれる
売れる娘には2タイプある。
まわりがパーッと明るくなるような娘か、
心をなごませてくれる癒し系の娘か
会話をするとき、いまスピーカーをしているのか、
リスナーをしているのか、意識する。
そうすると、会話の意味や、それぞれの役割が理解できるようになり、受けがよくなる
初めてのお客についたら、基本的な性格分析をする。
どういう接客をしてほしいのか、
話すほうが好きか聞くほうが好きか、
明るいか暗いか、優しいか冷たいか、
注意深く観察する。
観察したら、その人によく似たお客を連想する
会話というのは、まず自分の心を開くことで、
お客の心を開かせることから始まる。
落ち着き払って構えるようになると
「まず自分から」という基本を忘れていく
注意をしたら泣き出す娘には、
「私に注意されて悔しいと思ってる間は、成長しないからね。
仕事ができない自分が悔しいと思えたら、売れるわよ」
と声をかけ、励ます。
人から見ればどうでもいいことに本気で取り組んで、初めてプロ。
そして、お店全体がそういう雰囲気にならなければ、絶対に流行らない
「仕事は全身で」と意識する。
お化粧をするとき以外に、鏡を使って表情を作る練習をする。
食事をするとき鏡を見て食べたりすると、良い表情の作り方がわかってくる
「ネガティブな娘」
「不満の多い娘」
「お店や同僚の悪口を言う娘」
「お客の悪口を言う娘」
「揚げ足取りをする娘」
こんな娘はいらない!
接客の心構えは、
「照れない」「媚びない」
「裁かない」「驕らない」
単なる「非日常感」を演出するお店のガイドブック以上に、
「会話」「接客」「仕事観」
全てが極めて高いレベルで分析・まとめられている名著です。
「営業職に就いている人」
「自身の接客レベルを上げたい人」
「モテたいと思っている人」
いずれの人も、本記事で満足せずにぜひ自身で手に取り、
ご一読いただければ幸いです。
明日から使えるノウハウ・価値観に満ち満ちた一冊です。
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